今日の長崎大1次、明日の浜松医科2次で一段落。今日はまた山口大、滋賀医科の1次の発表。
1次の合否のラインにはかなりはっきりした傾向をみることができます。当スクールで実施している「基礎確認指導」「総まとめ確認テスト」での結果では、40/100前後の出来の人からちらほら1次合格が出てきます。ただ、同じような出来であってもなかなか1次を突破できない人もいます。その差はどこにあるのか。
経歴としては、理系・保健・薬学系の大学院出身、ということが一つ言えます。英語の出来は一歩でも、ある程度研究する姿勢の身についている人、ということになります。具体的には、資料を読み取る習慣がついている、問いを発して問題点を詰めていける、不明な点をあいまいにせずに整理できる、といった点をあげることができると思います。
とりあえず、1次を勝ち取れば、地域枠の利用、論理的な発言およびコミュニケーション能力、あるいは個性の発揮で1次の不出来を逆転する可能性が出てきます。たとえ、一つの枠にであってもいかに滑る込むかを考え、戦略をねることによって、最終合格(追加合格と言う形になったとしても)を勝ち取っています。(いろいろ言われている巷の情報などに惑わされいる人は貫徹できません。)
一方、中堅私立大学出身でも当スクールからは、ぶっちぎりで正規合格している人もいます。先のチェックテストでは50~60%のできです。コツコツ勉強を積み重ねると同時に、巷の情報や予備校の平均的な対策をよりどころとせず、客観的に自分の強みを見つめ、活かして合格を勝ち取っています。
今一つ、合否を分ける傾向が試験日の前後の振る舞い方でもわかります。少なくても、試験直後に受けた試験について客観的に語れない人はまず合格できません。毎年言い続けていることなのですが、受験した入試問題は自分の身になるように活かすことです。それを踏まえて、次を考えなければ、先日も言いましたように、不合格になるスケジュールを消化するだけになってしまいます。
明日は、浜松医科の2次。かなりユニークは小論文がありますね。提示される文章が読めない人がほとんどだと思います。これが読めて、それなりに書ければ勝算ありです。また、面接では「地元地域貢献」などは誰も言うでしょう。それ以外に自分が本当にアピールできることを考え、しっかり話せるように練習しておきましょう。一つ、二つの枠に滑り込むにはどうしたらいいかをあきらめずに考え切ることが大切だと思います。
7月は、2次を中心に入試が続きます。暑さの折、体調に十分気を付けて、しっかり準備して試験に臨んでください。