学士編入試験の場合は、「面接」といっても、プレゼン形式あり、集団面接、個人面接など様々です。受験生クループが仲間内で対策をやるようです。すべて把握してるわけではありませんが、首をかしげるケースも多々あります。情報過多で自分をうしなわないように注意してください。
さて、以下のような記事もネット上にアップされていました。(読むには登録が必要です(無料))国公立医学部入試“虎の巻”~その2~人を人と思わぬ“残念な”面接官にどう立ち向かう?http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/blog/matsubara/201106/520071.html
よく予備校筋から出てくる話がいくつか書かれています。確かに学士編入試験の面接でも同様噂を聞きます。ただ単に現象だけをとらえて対応すべきではないでしょう。これがどれだけ的を射ているかどうかは自分で判断してください。その点でこの記事実質的な「対策」は何も言われていないように私には思えます。
では私見を以下書きならべてみましょう。
まず、「高圧的な」という場合ですが、これは方法論としてやっている場合もあるので一概にはいえません。学士編入の場合は「志望動機」をもとに面接されることがあり、それとの関連もあることも多々ある、と思われます。
志望動機を読むと、こういう「高圧的」な大学教員でなくても、突っ込みたくなるものがあります。
たとえば、「志望動機」や面接で、それまで大したことをやってないのにあれこれ「業績」を言ったりして鼻につく場合、また聞きかじった知識の受け売り、大学や設置地域へのとってつけたような「献身」など。面接官でなくても、厳しく突っ込みたくなる時がよくあります。自分に高圧的に対応される「種」が自分にないか、そしてどう対処すべきかを確認しておくべきでしょう。
「高圧的」に限らず、面接官は受験者が返答に窮した時にどう切り抜けるかを冷静にみています。面接官側からすれば、そこが一番確認したい点の一つでしょう。
また、高圧的」に出てくる場合は、ボーダーにいるかもしれない、ということも言えます。
逆に無視されるような場合は、不合格の可能性が高いと言えるかもしれませんが、そういう場合には面接では「禁じ手」ですが、自分から発言するのも一案です。そこで実のあることを言える人は少ないと思いますが、何もしなければ何も変わりません。
また、よく言われることですが、地方大学はやはり地元有利。これは仕方がないことです。学士編入では若い人が有利ともいわます。これも当然です。ですから、その点で「公平さ」を求めても「愚痴」にしかなりません。
では、どうすればいいのか?要は面接官に「興味をもたれる」ことです。
しかし、「対策」として身に付けられる類いのものではありません。自分をよく知っている人々に自分の「強み」と「弱点」を聞いて、自分が興味をもたれる点とはどんなことであるのか確認するとともに、自分の「本当の気持ち」を自然に表現できるように繰り返し練習すべきでしょう。ただし、口数が多ければいい、というものではありません。
面接は、確率は低い場合も多いけれども広く与えられたチャンスがあり、同時に多くの人にとっての「墓穴」になっているのも事実です。不利な状況でも、チャンスに逆転できるように、普段から医学に対する問題意識を持ち、医者になるためのモチベーションをたかめる努力を怠らないことです。
小手先の対応は厳禁です!
以上、少しは参考になったでしょうか。