医学部を目指し、Natureなど科学・医学記事を英語で読む

一部のサーバー使用不能

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Webサイト、メールサーバーとも、robagoya-juku.comのドメインのものが利用できません。

Webは、http://www7a.biglobe.ne.jp/~rj_netschool/

メールは、このブログの「メール送信」（右下にあります）か、[email protected]までお願いいたします。

2007年夏期特別講座

２．『医学部を目指して、Natureを読む』夏期講座

以下のコースは、「受験」を想定した形になっていますが、受験テクニックを磨くものではなく、いかに英文を読み砕くか、英語を運用するか、という点に焦点をあてた指導です。「まず単語を覚えましょう」「構文を覚えましょう」的な安易なコースではありません。指導が終わって「ためになった」「よくわかるようになった」などということを期待しないでください。「ますます分からなくなった」という実感が出てきたときにそれは「成功だった」といえる指導になります。

＜過去一年間のNatureの厳然記事を読む！＞
・初級（私学医学部・歯学部・薬学部・看護学部）
医学系のニュース記事を含み、科学系の記事全般について、英語の基本をおさえつつ、読み込んで行きます。

・中級（難関私学・国立医学部、学士編入試験準備）
東大の後期試験（論文、評論）レベルの英文を取り上げます。英文全体の内容を把握するための訓練指導です。逐語的に訳語をあてるような読み方では、突破できない入学試験を受験する予定の人向けのコースです。もちろん、基本事項の確認、語彙範囲確認も徹底しておこないます。

・学士編入（9月以降）直前対策
今年一月以降のNatureなどの厳選記事の読破、基本英作文（手紙文、図表の説明など）、英語の基本構造の確認

[各コース開始日は、受講者の希望で順次決定してゆきます]
なお、「上級コース」は時間的に準備ができません。新規希望の方の夏期講座は「休講」にさせていただきます。

Webページからお問い合わせください。

Linnaeus生誕300年

Linnaeus生誕300年で特集が組まれています。
[email protected]　http://www.nature.com/news/index.html

The legacy of Linnaeus(Editorial)
Taxonomy in an age of transformation.
http://www.nature.com/news/2007/070312/full/446231b.html

http://www.nature.com/news/2007/070312/full/446250a.html
Linnaeus at 300: The species and the specious

Linnaeus at 300: The royal raccoon from Swedesboro
http://www.nature.com/news/2007/070312/full/446255a.html

News Features(ニュース特集)
http://www.nature.com/nature/journal/v446/n7133/index.html
では、上記のほかに以下の有料記事
Linnaeus at 300: We are family
Linnaeus at 300: The big name hunters

Nature@onlineから無料記事

Nature@onlineから無料記事

Dollyの「誕生」から十年、その意義を問う
Dolly: a decade on
http://www.nature.com/news/2007/070219/full/445800a.html

Dolly: a hard act to follow
http://www.nature.com/news/2007/070219/full/445802a.html

温暖化問題
Antarctic 'sandbags' may protect ice
http://www.nature.com/news/2007/070226/full/070226-12.html

新年度案内（概略）

新年度受講者募集のはがきを作りました。当スクールでは小学生から各種英語（一部算数・数学）の指導を行っております。このはがきには受講料の情報が書き込まれていますので、ご検討の際の目安になると思います。PDFファイルはこちらです。20072.pdfをダウンロード

感覚器、神経、脳

感覚器と神経と脳が情報（刺激）をどのように伝えるを説明した「教科書」的記述です。

まず用語の確認をしましょう。

【神経細胞に関するもの】
action potential《動作電位》　神経細胞，筋線維などの興奮性細胞において，脱分極がある一定値（臨界膜電位）を超えると，膜電位は細胞内が負の状態（静止膜電位）から急に正の値に達し，再び静止時の電位に戻る．このような膜電位の変化を活動電位とよぶ．活動電位の大きさは，脱分極が臨界値以上であれば，脱分極の大きさによらず一定で，臨界値以下であれば，活動電位の発生はない（全か無かの法則）．活動電位発生時の膜電位変化については，膜のナトリウムイオン，カリウムイオンなどの透過性変化によって説明されている（Hodgkin-Huxleyのイオン説）

axon【軸索】じくさく：《神経突起；neurite, axis cylinder》　neurite, axis cylinderは旧語．神経細胞体または太い樹状突起の基部から通常1本出る神経の長い突起．髄鞘をかぶったものとかぶっていないものとがある．偽単極神経細胞の軸索のようにT形に分岐するもののほかに，しばしば途中で側枝を出して，側副軸索が元の神経細胞体のほうへ戻る．神経伝導を担い，軸索〔原〕形質は軸索流を示す

neuron《ニューロン》　神経細胞体と軸索および樹状突起よりなる．樹状突起の数により，〔偽〕単極，双極，および多極神経細胞に分けられる．神経細胞体には，核のほかに色素好質，Golgi装置，滑面小胞体，糸粒体，水解小体，神経細糸，微細管などがあり，これらは太い樹状突起内に侵入する．軸索には，これらのうち色素好質とGolgi装置が存在しない．原則的に，樹状突起と神経細胞体はその表面が刺激の受容野となり，軸索は興奮を終末に向けて伝導する．軸索終末において，シナプス小胞から神経伝達物質が放出され，隣接する細胞に化学刺激が伝達される

synapse（動詞）   シナプスを形成する

【嗅覚に関するもの】
olfactory epithelium　嗅上皮
olfactory bulb　嗅球
olfactory tract　嗅索
olfactory cortex　嗅皮質

では、記述を読んでみてください。
"Once activated, olfactory epithelia send their action potentials along short axons that travel straight up through pores in the skull, and they synapse in the olfactory bulb, the first relay point within the brain. This oblong structure (there is one for each nostril) lies underneath the frontal lobe, just above the nasal cavity. The olfactory bulb contains a small network of neurons that integrate information from all of the epithelial receptor cells. Its output neurons, the mitral cells, send their long axons along the base of the frontal lobe, in a band known as the olfactory tract, to several different areas in the primary olfactory cortex, which is located at the bottom, innermost bulges of the temporal lobe. Included among the several direct targets of olfactory bulb neurons are portions of the limbic system, the part of the brain that controls our emotions, drives, and memories."
[Lise Eliot,Early Intelligence: How the Brain and Mind Develop in the First Five Years of Life(Penguin 2001) ]
Penguin版は売り切れですが、Bantam版（副題が同じなのでおそらく内容はほぼ同じか）が出ています。
http://www.amazon.co.jp/Whats-Going-There-Brain-Develop/dp/0553378252/

予備校の「対策講座」のテキストを読んで

某大手予備校の「医学部学士編入試験対策講座」の新年度版のテキストを読ましてもらいました。

まず、感じたのはこの程度の英語を講義だけでなく、「いたれりつくせりの」解説つきで勉強する、これで果たして厳しい医学部の編入試験を突破できる力がつくのだろうか、と。もちろんこれを「雛形にして」いろいろ精進をするのでしょうが、これを使った授業を受けるのであれば、解説部分は破り捨てることをお薦めしたいです。

いま一つ。『過去問』ばかりです。確かに、基本的な傾向、知識を確認するのであれば有効でしょう。しかし、医学部の編入試験は、最新の雑誌の記事などが取り上げられます。このテキストに掲載されている今年の試験(『過去問』)で、当スクールが指導課題としてすでに取り上げたものが３つありました。「的中」したわけです。残念ながら、当スクールの参加者に該当の大学を受けた人はいませんでしたが。

先に述べましたが当スクールでは、Nature, Nature Medicineだけではなく、The New England Journal of Medicine, Science, Lancet, Scientific Americanなどの記事も多く取り上げています。過去の出題問題を勉強するのも大切ですが、最新の医学関連雑誌の記事を勉強することが何より求められるのが「医学部学士編入試験」です。学部の受験では『過去問』をしっかり検討することは非常に重要ですが、「学士編入」の場合は、最新の医学関連記事を読み込むことがより求められます。

ちなみに、３つとは、

地球温暖化：植物は意外にも環境に優しくない？
Global change: A green source of surprise p148
(12 January 2006)
東京医科歯科大

What is a Gene?
The idea of genes as beards on a DNA string is fast fading.
(25　May 2006)
群馬大

An easy way out?
Scientists say they as mice and rats with carbon dioxide because it is humane.
(1 June 2006)
岡山大

以上、すべてNatureからのものです。

大学入試情報

このところ、こちらへのアップが少ないです。『大学入試情報』にもNatureからの英文を紹介しています。また、入試問題の医療・健康関連の出題文を『大学入試情報』にアップしています。こちらもあわせて読んでください。入試問題に関しては、問題全体を添付ファイルとしてアップしています。

「お試し購読」4ヶ月購読とNature Podcast

「お試し購読」のアナウンスがありました。
この際、一度購読してみたらどうでしょう。
電車の中で単語集や問題集を開いている高校生は見受けられますが、ペーパーバックや英語雑誌を読んでいる人はほとんどいませんね。
電車の中でNatureを読んだり、またiPodでNature Podcastを聞く、といった英語学習スタイルが「標準」の一つになるといいですね。なお、Nature Podcastは4月からスクリプトも付いていますよ。
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Nature 4月27日号　ヒト胚性幹細胞とヒトC反応性タンパク質（CRP）の新たな可能性を発表。これを記念して、Nature 2006年5/4号から8/31号までの4ヶ月購読を、15,000円の特別価格でご案内いたします！4月27日号（店頭価格 4,640円/1冊）ももれなくプレゼント！5月11日までです。

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どこから読むか。

まずNews in Brief。最近の科学界の出来事が100～150語程度で報告されています。新聞記事のような文章で書かれており、読んでみようという気持ちになると思います。一般にはちょっとなじみのない言葉も使われていますが、記事内容から大体類推は聞きますし、辞書を見いてみてもいいと思います。、
最新号で見てみると、以下のような見出しが並んでいます。

Korean women launch lawsuit over egg donation
California court quashes action over stem-cell plan
Japan lays plans for re-run of Hayabusa mission
Deal ends dispute over Harvard's missing samples
Tissue donors don't own their cells, says judge
Gold stars for work on little chemical sensors

過去に関連記事があった場合は、それが通しページで示されています（Webページではリンクされている）。ですから、もっと詳しく知りたい場合は、該当の論文や記事を簡単に知ることができます。

たとえば、Hayabusaの記事は今年の初めに関連記事が書かれており、それを読むことができます。（雑誌を年間購読することで過去の記事も読むことができる）
当該の記事では、サンプル採取失敗、ということでしたが、最新号の記述では、
That probe(Hayabusa) visited the asteroid Itokawa in November 2005, but may not have collected rock samples as planned.
と、「失敗」の断定はされておらず、同船の帰還を待っている、という現状も読み取れます。

内容に関する興味深さだけでなく、語句、表現の学習という点でもとてもありがたい素材になっています。
たとえば、
In the deal, they acknowledged that they improperly took 20 boxes, including 1,300 genetic samples, late at night when moving to a Texas university. They were arrested in 2002 in San Diego, where they had subsequently gone to conduct research.
(Deal ends dispute over Harvard's missing samples)
では、
１．when moving→when (they were) moving省略
２．where they had subsequently gone to conduct research.では、had ＋過去分詞
また、単語にしても
deal
acknowldge
improperly
subsequently
dispute
missing samples
など、受験でも大切な単語が頻発します。