今日までに、旭川医科をはじめ、滋賀医科や山口大の一次の発表がありましたが、いかがでしたでしょうか。
「一応合格したが、上位に食い込んでいるかどうか不安だ」という人、また「一次合格の『常連』だから最終合格まで残れるのか読めない」という人など、様々だと思います。
しかし、万が一2次以後の試験で涙をのんだ場合に備えて、試験直後に弱点、問題点を明確にしておくことは、次につなげるために非常に大切です。それをきっちりせずに、以後の試験に臨んでも結果は「見えている」ことが非常に多いです。ここで自分の弱点を直視して、以後の受験大学を絞り込んで臨むことで、「もう一年」あるいは受験そのものからの「実質的な撤退」を回避できる可能性が出てくるのです。
一方、今回は一次「敗退」という人も残念ながら多いのではないでしょうか。こういう人の中には、実質的に英語が零点(まったく読めていない)なのに、「半分くらいは何とかなった」と思っている人がいます。ここまでひどい状態ではなくても、英語はゼロから出発するぞ、という決意が必要です。「手直し」的な学習では進歩はありません。むしろますますわけの分からないものになってしまい「実質的な撤退」という結末を迎えます。
しかし、どちらの場合にしても、勉強を立て直す絶好のチャンスでもあるのです。一次を突破した人は、弱点や曖昧さが「新鮮」なものとしてその意識がまだ残っています。一方、受からなかった人は、自分の実力はゼロからやり直すべきだ、という認識にたてる「好機」です。
ところで、高校からの大学受験では、センター試験終了時点から、どう自分の弱点や課題(満点でも課題は残る)をしっかり見据えて、それと闘いながら、以降の入試を受けることで、最終的に合格を勝ち取ります。これがうまく行かず、試験終了後に当スクールに訪れる受験生は、次の年の結果がはっきり二極に分かれます。つまり、3月に何をやったかで、ほとんど翌年の結果が分かります。出来る(主観的な場合も含む)高校生ほど、出来なかったことにショックを受けます。逆に、高校時代あまり勉強をしなかった生徒は「一年やればなんとかなるさ」という気持ちに支配されています。どちらにしても、この気持ちの状況を振り払い、4月になる前に何をどうやったかでほとんど翌年の結果が決まってる、というのが現状です。まずしっかり自分の弱点を露呈させることなのです。
話を学士編入に戻します。よく聞くのは、「学士は試験の傾向が大学によって違うので、いろいろ受ければチャンスはある」ということです。これは「甘い」の一言で片付けたいです。「一次突破の常連」さんに多い物言いではないでしょうか。もしこれを一次突破していない人が言ったとすれば、そういう人は一言「ヤバイ」です。多分、当分は一次合格を含め、合格には縁遠い、ということになるでしょう。
こんな時期に、指導を提案するのはいかにも「営利業者のやりそうなこと」だと思われてしまいます。しかし、ちょっとした一押しで、もう一年を覚悟した人が合格できる可能性はあります。その可能性がある限り、やはり指導の提案をすることは意味があるように思います。当方としても、「じっくり時間をかけて実力をつけてもらう」ということを常に推奨しています。しかし、医学部の編入試験の場合は、論理的な思考力が研ぎ澄まされている人(本人はその自覚がない場合が多い)もいます。そういう人は、ちょっと一押しすれば、合格が見えてきます。
ただ、根本的に合格できる英語の実力がない人や論理的に事柄を整理できない人に対しては、ここではっきりその旨を伝えます。英語を根本からやり直すべき、と思われる人には、まず「ハリーポッター」を読むことを進めます。
自分の実力を、二極からしっかり見据える時期として、「今」を位置づけませんか。
ということで、以下の条件で「単発指導」の提案をします。
・指導内容:今年の旭川医科、山口、鹿児島、大分(予定)の英語の試験の答案について
1.答案についてのコメント(事前メール)
2.問題点についての質疑(事前メール)
3.問題文の検討(スカイプ経由で個人指導2時間)
4.今後の学習の提案(個人指導終了後メール)
・期間:7月上旬~中旬
・費用:2万円/1大学
・申し込み:http://www7a.biglobe.ne.jp/~rj_netschool/cgi-bin/postmail7/postmail.html
上記のフォームに必要事項を記入の上、「自己紹介、質問など」に「単発指導希望」と指導希望大学名とを書いてください。