北川景子主演のドラマです。
先生役の主人公のセリフが興味深かったので
紹介します。
文脈は異なりますが、常に僕が言っている
「分からなくならないと、英語は読めない、試験にも受からない」に
通じると思います。
「分からなくなる」ことから「自由な」思索が始まります。
それは論理的に考える作業の出発点でもあります。
英文を読むにしても、自らに問いを発しながら[分からなくなりながら]
読まなくては、きちんとした読みはできません。
以下、教室での児童とのやりとりです
先生:自由とはなんですか。答えられる人。
[生徒[児童]が「はい]、「はい」と挙手]
先生:だれでもいいです、自由に答えなさい。
生徒:周りに流されず、自分の考えで判断し、行動することです。
先生:なぜ、そう思うのですか。
生徒:そう習ったからです。
先生:では、周りに流されず、自分の考えで「今日は学校を休みたい」と思い、
そのように行動することは自由ですか。
生徒:それは自由ではありません。自由の意味をはき違えています。それは自分勝手です。
先生:それは不登校です。不登校をすべて自分勝手だと言っていいのですか。
その人の抱える悩みや取り巻く環境などを考えずに、「それは自分勝手で、
自由の意味をはき違えている、と。そのように発言することはあなたの自由ですか、
それとも自分勝手ですか。
生徒:そ、そこまでは分かりません。
先生:「そこまでは分からない。」自分のことなのに分からない。
それが自由なのか、自分勝手なのかさえ分からない。
分からなくてもいいのです。
そう思うことが自由なのです。
学校で教わることの自由とは、
むしろ分かることではなく自分の中に分からないと思うことを増やすことです。
回想のフラッシュ:空気を読んで笑うな!
先生:先生が何を言おうと、そう簡単にわかった気にならないでください。
それでは、教科書を開いて・・・
参考になれば幸いです。