今日18日は鹿児島。「試験終了後取り組んだ問題をしっかりとやりなおそう」、といつも言っているのですが、なかなか「しっかりと」という点が伝わっていないようです。不合格を繰り返す受験生は、ほとんど検討しないか、答え合わせ程度しかしていません。それで「やりました」とかなり確信をもっていう人さえいます。
ところで、試験直後「どうだった?」と聞きいても、どれだけできたのか、できなかったのかはっきり言えない人が学士編入試験の受験生でもいて、驚かされます。こうなると普通の中学生レベルですね。やはり、自分の取り組んだ問題をしっかり分析できるのが、学士編入受験に挑戦する最低条件であってほしいものです。
そこで「しっかりと」ということにもどりますが、これはどの程度のことを言いたいか。このブログでも書きましたが、問題文をすべて暗記するのが最低線、ということです。暗記することで、日常的にその問題文の分析が可能になるのです。
自分が提出した答案に手を加え、手に入れた解答案で確認しておしまい。これがある意味「標準的」になっているようです。だから、不合格を繰り返すのです。こう言う人は、そもそも分析するどころか、思索することもしない、あるいはできない、ということになります。これではたとえ合格したとしても、入学後もまともに勉強ができないでしょう。
指導する側としては、試験直後の受験生の反応で手ごたえがわかります。また、これまでどのように勉強に取り組んできたかも想像できます。英語以外の科目についても同様です。「生命科学」は得意、それなりに「完璧」といっても、英語への取り組みの姿勢でどの程度「完璧」かがわかるものです。
受験した大学の問題の再検討を中途半端にして次の「スケジュールの消化」に向かっても、医学部学士編入試験は突破できるような試験ではありません。
必死に取り組んだ問題文を「消耗品」ではなく、「財産」にして、次につなげてほしいものです。
今年後半の編入試験、来年の試験を目指す人たちのための「6月の基礎確認指導」も課題を指定し、今提出待ちをしているところです。一回分としては「日本一ハードで質の高い課題」だそうです。一度で逃げ出す人が続出ですが、一年くらい続けた人は結果を出しています。参加する方は頑張って課題と取り組んでください。
なお、今年後半、来年の試験に向けて、本講座への参加もご検討ください。
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