早稲田大学入試(英語)問題を攻略する！

1/19 教育学部 Ⅱ（その２）

まとめてpdfファイルにしました。英文に出てくる文法、語法的にチェックすべき点について説明も加えました。基礎事項でも文章のなかでは見抜けない場合が多々あります。「知っている」だけでなく、文章中で読み落としないようにするためには、多くの英文に触れることですが、解説、訳つきでいつも勉強していると試験のあとで「わかっているの」「しっていたのに」ということになります。読み落としては「わかっている」ことにも「知っていたこと」にもなりません。

2010年　早稲田大学教育学部　Ⅱ Kyoiku_w3-4_aをダウンロード

注意：繰り返えしになりますが、ｐｄｆファイルはDLしないと書き込んだ部分を読むことができません。

なお、当スクールは、スカイプなど（インターネットを介したビデオ電話システム）を利用したネットクールです。全国（全世界）どこからでも受講できます。直前指導は、早稲田大学各学部および国公立大学2次（特に医学部）に限って参加できます。来年度以降の受験予定者はこの限りではありません。詳細は、Webをご覧になるか、メール：[email protected]やフォームからお問い合わせください。

1/9 早稲田大学文学部 ⅡA

本当に小説、演劇、映画で繰り返されるテーマです。19世紀後期のマーク・トウェインのトムソーヤーの世界でも指摘できますが、以下の映画がおすすめです。

A River runs through it  

2010年度早稲田大学文学部　ⅡA Bun_w_3_pをダウンロード

追記：お昼のTV番組で、アナウンスがありましたが、Thornton WilderのOur Town(『わが町』)が上演されるようです。台本の翻訳は文化構想学部の教員が担当しています。アメリカ演劇を専攻すると必ず読むことになる芝居です。古い映画ですが廉価版のDVDがあります。書籍は、原書でも、翻訳でも読めます。

1/8 2010年 早稲田大学教育学部Ⅴ(1/7アップの修正）

Kyoiku_w03-11p_9-10をダウンロード [注意：ブラウザー上で開いても説明は読めません。ダウンロードしてから、Adobe Reader Xでファイルを開いてください]

英文は面白いが、設問は相変わらず悪問。英文が読めていれば、迷うのは受験生の責任ではありません。そういう設問に時間をかけなように注意しましょう。まず確実に答えられるところ注意深く解答するようにしてくだい。傲慢な気持ちで問題に取り組むのはよくありませんが、だからと言って卑屈になることはないです。
他のが学部なら、多少試験問題の作り方が下手くそでも「素人だから」とも思えますが、これから教員になる受験生もそれないにいて、そういう人を指導するものがこんな問題を作っていては困ったもの、という気持ちです。この学部の出題の問題点はこれまでのいろいろ批判されてきましたが、無視を決め込んでいるようです。問題を作るのが苦手なら、外注にしたらどうでしょうね。

John Henryの話がYouTubeにありました。  

1/6 早稲田大学文学部 Ⅱ

文脈から文意をおさえてから、選択肢から選ぶようにしましょう。

早稲田大学文学部　Ⅱ　 2010_ip74_bun-f (2)をダウンロード

解答、解説、和訳を当てにせず、不明点は可能な限り自分で調べたり、考えて、答えをひねり出すようにしましょう。すぐに人の作った解説などを読んでも自分の身にはなりません。いつまでも弱点がはっきりせず、実質的に時間を浪費してしまうことになります。

1/4 人間科学部（２）

一般入試用の文法、語法、語彙問題のⅡ、Ⅲ。分かりにくいものの若干あるものの、確実に得点したい平易な問題、必須問題も含まれるので7割程度は取りたいところ。早稲田のサイトにあるので、数年分やってみるといいのではないでしょうか。

2010年度　早稲田大学人間科学部英語入試問題Ⅱ、Ⅲ． Human_w9-10_aをダウンロード

1/2 人間科学部

人間科学部の帰国生試験の文法、語法、語彙の選択問題を取り上げます。PDFファイルです。ヒント、コメントがチェックマークにポインターを置けば表示されます。[DLした後、Adobe Reader Xでファイルを開いてください。]

２０１０年度　人間科学部・帰国生試験（英語Ⅱ） 2010_ingenkikoku_p7をダウンロード

なお、同学部のⅠの英文の問題は、短い英文で様々なテーマを取り上げています。数年分よめば、大学入試で狙われるテーマを見渡すことができます。気に入った英文は、カード、携帯、スマートフォンで持ち歩き、暗記するまで読み込むことをすすめます。試験直前に単語集で意味を確認しようとすると、和訳の意味をしっかり覚えれば覚えるほど、英文を速く読む障害になります。文章から切り離した英単語と訳を覚えることに時間を使わないことです。また、CDの音声を利用する場合も、英文を全く見ない、あるいは下線やハイライトマーカーのついていない英文を使うことが大切です。

12/28 早稲田大学国際教養学部 Ⅱ（さわりのみ）

要約文を選ぶ問題。国際教養に合格できるレベルの受験生にとっては読むスピードの問題。また、小児科医がテーマ、ということで一般大学受験生にも一読の価値がありそうです。医療問題はどの学部でも出題される可能性があるので、高齢者医療、臓器移植、脳の働きなどについての英文は読んでおくとよいでしょう。

こういう問題は、まず選択肢を読んでからやるとよい、といったことがよく言われますが、まず英文を段落ごとに自分でまとめながら読んだ後、自分のまとめを手掛かりに選択肢を読んで解答できることが合格には求められます。ただし、解答方法は受験生の英語力により異なります。

  ① Imagine watching a train go by. You are looking for one face in the window. Car after car passes. If you become distracted or inattentive, you risk missing the person. Or, if the train picks up too much speed, the faces begin to blur and you can't see the one you are seeking. "That's what primary care medicine is like," Victoria Rogers McEvoy told me. McEvoy is a tall, lean woman in her fifties with short-cropped blond hair and steady eyes. She practices general pediatrics in a town west of Boston. "It's much harder than finding the proverbial needle in a haystack, because the haystack is not moving. Each day there is a steady flow of children before your eyes. You are doing baby checks, examinations for school, making sure each child is up to date on his vaccinations. It can become routine and you stop observing closely. Then you have the endless number of kids who are irritable and have a fever, and it's almost always a virus or a throat infection. They can all blur. But then there's that one time it's a life-threatening disease."

1 Paragraph ① describes[C  the difficulty of noticing children who are seriously ill among the large number who are only suffering from minor problems.]語法：..., you risk missing the person.他動詞riskは目的語に名詞（代名詞）or動名詞。

   ②"The blessing of pediatrics, but also its curse, is that almost all of the children who come to the office turn out to be healthy or to have a minor problem," McEvoy continued. A blessing, of course, that the kids are fine, but a curse because the continual flow of minor problems can cause you to lose concentration. With that in mind, she asks herself one key question each time she sees a child, in essence the same question doctors who work in emergency rooms ask about each patient: Does he or she have a serious problem? "Every pediatrician should consider that as soon as the child comes into the room." And because many of the patients are infants and small children who cannot communicate what they are feeling, "your powers of observation have to be particularly acute." 

2 Paragraph ② describes[E  the importance of being continually on the look out for signs of a serious disease in the children who are brought to see you.]文法：... almost all of the children who ...  almostは副詞。almost of the children..., almost childrenは×。センターレベルでは必須。

   ③ Essentially the doctor gets all the information from the parents, which means she has to consider both the parents' degree of familiarity with their child and their emotional reaction to the possibility that something is wrong. This reaction can be extreme: some parents deny the existence of a serious problem; others exaggerate what is normal because of their anxiety. Parents have reported that their child was lacking in energy and not eating, information that would trigger a high level of concern in the doctor; but with one glance she would see the child playing happily on the examining table and grinning. "The story was completely exaggerated, and you knew immediately that the kid was not seriously sick." Then there was the opposite, where a mother said that her baby felt a little warm but was otherwise okay. McEvoy was stunned to see the child breathing rapidly and lying weak in her mother's arms. The child had pneumonia. McEvoy, like all pediatricians, looks for certain key features.  Does the child smile, play with toys, actively walk or crawl, or is she passive, not resisting when a medical instrument is placed on her chest?

3 Paragraph ③ describes[F  the necessity of judging the nature of the parent's response to the child's illness when　considering the information they provide.]

言い換え（この場面で）：when a medical instrument is placed on her chest=when a stethoscope is applied to her chest.こんなことは特に覚える必要はないですが、動詞によって前置詞が異なることは英語の面白いところ。もちろん意味のニュアンスに違いがあるのでしょうが。

質問は質問フォーム、あるいはメールでお願いします。

 

 

基礎確認のために

読みやすい英文記事をNYTから選びました。

That Middle-of-the-Night Bellyache: Appendicitis?
By PERRI KLASS, M.D.
Published: August 9, 2010
http://www.nytimes.com/2010/08/10/health/10klass.html

DNA Test May Speed Colon Cancer Diagnosis
By NICHOLAS WADE
Published: August 9, 2010
http://www.nytimes.com/2010/08/10/health/10cancer.html

Waist Size Linked With Longevity
By TARA PARKER-POPE
August 9, 2010, 4:59 pm
http://well.blogs.nytimes.com/2010/08/09/waist-size-linked-with-longevity/

なお、「基礎確認問題」指導の他に、当スクールのWebページで、基本チェックのために携帯サイトで学習情報、トライアル指導、Quizs on Webを提供しています。以下のWebページ・トップからどうぞ。
http://web.thn.jp/rj-netschool/index.html

8月基礎確認問題指導

8月中旬（16日を予定）より、課題問題の配付を開始します。（8月末まで）

課題は、大学入試問題（編入、大学院試験を含む）、最新記事から、読解、文法語法、ライティングの問題を出題します。この課題の答案を作成して、メールで送っていただき、その答案に当方で、答案の問題点の指摘と今後課題にすべき点をコメントいたします。いわゆる「添削」ではありません。また、どうしても分からない点については、スカイプのTaｌｋ＆Writeをつかって解説する場合もありますので、導入されることをおすすめします。

なぜ、「添削」ではないかというと2点あります。

まず、参加者の英語力に開きがあり、解答例を示すしか添削のしようのないケースが多々あり、そういう場合は解答例を示しても今後の学習の訳に立たないだけでなく、弊害にすらなる、と考えるからです。
2点目は、解答は参照するものではなく、自分でひねり出す姿勢が求められる、という考えからです。昨今の受験参考書は、解説、解答、日本語訳に問題の数倍の分量が当てられています。ですから、英語の勉強ではなく、解説や日本語訳を読むのに英語を読む何倍もの時間を費やしてしまうことになる構成になっています。これでできるようになればよいのですが、そうではない場合が圧倒的に多数を占めている、と思われます。ですから、コメントで参加者の問題点を指摘して、今後まず何を確認すべきかを明確に示します。
（この形は本講座でも同様です。ただし、本講座の場合はスカイプ経由で口頭でもやり取りが可能になります）

こんな指導です。興味がある方はまず参加してみてください。
参加を希望される方は、まず、以下の登録フォームに必要事項を記入して、送信してください。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~rj_netschool/cgi-bin/postmail10/postmail.html
所在の確認のために当スクールの案内葉書をお送りします。葉書を受け取りましたら、宛名の最後に書かれています「受付番号」をメールでお知らせください。
その際に、以下の参加条件へ「同意」をお願いいたします。
１．エントリーしたら必ず答案を送ること。問題配布のみ希望はお断りしております。
２．指導に使用する問題と答案へのコメント（添削ではありません）は登録された方のみ利用可能で、他に流用することはお断りします。
３．別紙での問題文の日本語訳、解答例、「正解」は提供出来ません（記号で答える問題については「正解」を示すことがあります）。

この指導では指導料は発生しません。

2010年出典情報 教育学部

五問中、ネット上の記事は二つ。英国のTimes（Ⅰ）とアメリカのFOXNew(Ⅱ）から。Ⅱは近代英語史。Ⅴは、Hawthorne Effectについて書籍からの出題でした。

Ⅰ
From The Sunday Times March 8, 2009
Nasa probe to seek planets supporting life
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/article5864816.ece

Ⅲ
Updated June 09, 2009
Researchers Debate 'Obama Effect' on Black Students' Test Scores
By Cristina Corbin
 FOXNews.com
http://www.foxnews.com/politics/2009/06/09/researchers-debate-obama-effect-black-students-test-scores/

Ⅴ
pp.66-7,
'the Hawthorne Effect'
Topical antimicrobial testing and evaluation:Darryl S. Paulson,Marcel Dekker Inc (1999/5/15)
http://books.google.co.jp/books?id=heqdgNDkt2EC