いよいよ今週の木曜日です。
野島防波堤に渡れば、見えるかもしれせんが、木曜日は釣り船が定休日です。
それにしてもまたやっかいなものがやってることになってしまいました。先日も火災事故を起こしたばかりです。原子炉を積んだ空母で「戦場」に赴く、というなんとものんびりした発想にはただただ驚くしかないですね。
おそらく、空母まで攻撃してくることはないだろう、という楽観論があったのでしょう。しかし、9/11以降、「ヤバイかも」ということで、バージニア州ノーフォークにおいておけず、横須賀に押しつけてきたのでしょう。なんとも頭にくる発想ですね。
我々釣り人にとっても、身近な問題として冷却水の垂れ流しの危険があります。
昨年、野島防波堤に渡った折、海軍の原潜が出て行くところでしたが、米海軍の原子力潜水艦は、「ヒューストン」にしろ「ホノルル」は、「放射線漏れ」というより、「放射線垂れ流し」状態だといえるかもしれません。
「ジョージワシントン」も同じようないい加減な排水処理になるのだろう、という危惧を強く感じます。
ところで、この「母港化」をまえに、浚渫工事が行われました。横須賀の米軍基地内には汚染物質が投棄されて場所があり、あまりに危険なために処理しようにも掘り起こしされできない現状だといいます。浚渫工事も接岸場所を掘り起こしているわけです。どの程度危険な汚染物資かは、しっかりした調査を要求してゆかなければなりませんが、「臨海公園」あたりでつれるハゼのなかに背骨が曲がったものがいます(写真)。つまり、奇形の原因になる物質が含まれている可能性があるのです。
ハゼは二年魚なので、PCBなどの発がん性物質の危険は他の魚より少ないでしょうが、この周辺が繁殖地になるのでどんな危険な影響が出てくるかは計り知れません。
もっとも恐ろしいのは、原子炉の爆発事故です。起工が1986年、進水が90年。老朽化でもっとも危ないのが30年とか。しかし、チェルノブイリ原発の事故は営業運転から8年後のことでした。GW起工の数ヶ月前のこと。
とにかく、20年以上たった原子炉を積んだ原子空母が10km圏内(金沢区)にいる、というのは非常な驚異。釣り場としては、野島防波堤、うみかぜ公園、海辺つり公園は5km圏内。臨海公園、アイクルあたりは目の前、といったところです。
危険きわなりない原子力空母、汚染された基地などは、一日もはやくなくしたいものです。
確認ですが、米軍が日本の市民を守っている事実はありません。日本の市民が体を張って、莫大な税金で米軍を守らされているというなんとも我慢できない現実があります。北朝鮮のミサイル騒ぎのときには、イージス艦が二隻北を見向いて、また今年のサミットの時は大型の軍艦が米軍基地の方角を頭にして、野島沖に出ていました。ともに日本の自衛隊の艦船です。つまり、自衛隊は日本の市民をまもってるのではなく、米軍の基地を守っているのです。9/11の折、横須賀の米軍基地では、ゲートの内側に土嚢?を積み上げられ機関銃が日本の市民に向けて据え付けられていました。その機関銃の前にいる日本の市民はどう考えても米軍の「弾よけ」という図式です。
安心して釣りができ、釣った魚をなんの不安なくおいしく食べられるように、米軍にはさっさと日本から出て行ってもらいましょう。
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