英語を「読む」のほとんど「放棄」状態の高校生、大学受験生ですが、「書く」ことも大変のようです。たくさん読んで、どんどん英語を書く、という方法しかないのですが、書く際に気をつけることは、そのもの「読む」ことにも繋がるとおもうので、書くことにちょっとこだわってみましょう。
次の文章の(a).(b),(c)を英訳しなさい。
講演会場の質疑応答の時間などに,「英語が苦手で困っている。何かひとつアドバイスしてもらえないか」などと求められることがよくある。
(a)このような求めに対して私は「ひとことでアドバイスするとしたら,良い先生を見つけて習うことです」と答えることにしている。質問をした方は少し納得のいかない表情をすることもあるが,この回答はけっしてごまかしではない。
この下線部(a)をもっともシンプルに書いたら、
I usually say to them, "In a word, find a good teacher and learn it wirh him or her."ではどうでしょうか?あとの作文もとりあえず、シンプルな文で最低限の情報を伝える、という姿勢でかいてみてください。
(b)英語の勉強法を尋ねてくる人は,何か魔法のようなテクニックか,そうでなければ特殊な教育システムや教材があるはずだとでも思っているかもしれない。
もちろん私も,その人の目的によっては,それに適した教材や辞書を推薦することもある。とはいえ,それらは所詮,一種の「道具」に過ぎない。(C)道具を買ったからといって,ただちに英語が飛躍的に伸びることは期待できない。
私自身が英語を勉強してきた過程を振り返ってみると,その節目節目において,良い導き手としての「師」の存在があった。これは英語の習得に限らず学びごと全般についていえることだが,人がそれぞれの道で上達できるかどうかは,その人に合った良い師とめぐり合えるかどうかにかかっている。
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