最近の入試(大学入試にしても学士編入試験でも)は、
提示された英文を速くきちんと読むことが求められます。
しかし、その方法論は確立されていないのが現状です。
全体をさっと読み取る「スキャンニング」、
「ディスコースマーカー」を頼りに内容を論理的に整理して読み取る、
などの提案もなされています。
確かに英語の読める人にとってはどちらも有効なリーディングの方法になります。
しかし、英語が読めなくて悩んでいる人にとって、これらか果たして有効か、
という点では疑問視せざる得ません。
ではどうするか、何から始めればいいか、という点で、以下の提案します。
まず、ここで紹介するのは、英語を読み砕くために基礎訓練として、
英語になれる、という点に焦点を絞った「英語に慣れる」ためのものです。
(この訓練はある程度英語が読めるようになっても日常的に実践するとよいです)
英語になれるためのおすすめサイト
・VOA('Silent Spring' At 50; Confessions from English Learners;
Janka Nabay Brings Bubu to Brooklyn)
この記事のテキストは、単語をダブりクリックすることで、
語の定義(英語)をMerriam-Webster Learner's Dictionar
で自動的に調べられます。
また、ウインドウの右側のWATCH SHORT CAPTIONED VIDEOSには
テーマごとにcaption付のニュース映像で聞くことができます。
このサイトは、リーディング速度が非常にスローなので、
「訳を介さずに英語を読む」練習の入門に最適です。
念のために言っておきますが、ちょっとやってできるようになる、
というものではありません。
徹底した練習が当然求められます。しかし、
和訳を介すことなく英語が読めるようになるまで練習をつづければ、
いかに英語を読むことが楽かが実感できると思います。
・週刊STのサイト
今一つ。英文のレベルにはかなり差がありますが、週刊STのサイトもおすすめです。
「エッセイ」(最新記事まで)
「オピニオン」(2006年まで)
Douglas Lummisの記事がおすすめ。入試出題実績あり。
これを出発点に、映画のDVDなどを利用して、
ナチュラルのスピードでも練習してください。
(ただ聞くのではなく、自分も発音することが大切)
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