全体通してやってみました。取り急ぎコメントしてみます。
筆記:
最初の発音問題に形式の変更があると思ったけれど、昨年と同じ。
第1問A
今回も思ったのだが、同じ文章に使われている単語ではあるが、単語そのものに何か共通性があるわけではない。それなのに、2つ正解しなければ得点にならないというのはおかしくないのか?
第1問B
こういう問題の出題意図がわからない。まあ、このブログで紹介した「原則」でやれば、出来るのだが・・・
第2問A
「基本が大切」ということになるのか?語法と決まり文句をこつこつ常にチェックする学習が求められている。
第2問B
会話の場面をしっかりイメージすることでミスは避けられる。
第2問C
整序問題。昨年は問2で躓いた人がいたが、今年は比較的ミスは少なかったのではないか。しいて言えば、問3か。受動態であることとand underに幻惑されると時間がかかったかもしれないが、基礎力があれば少し考えれば誤答にはならないはず。
第3問A
discourse markersの問題。ここでの解説でin contrastを考えたが、これは分かるだろうとカットしてしまった。balancing contrasting pointsに分類されるもの。
27は、メキシコでの位置づけを付け加えている。
adding。これはここでも扱った。
第3問B
28はB→Aという流れがわかればあとはそれほど迷わないはず。29はA→Bは自然な流れ。その流れはその前にCがこないと成り立たない。
第3問C
30が5の入る。3には31。ここにこれが入らないと、Such childrenのsuchが何を言っているかわからない、宙に浮いてしまうといったらいいか。
文章の内容としてはこれが一番面白かった。
第4問
グラフを見る前に、文章に書かれていることをグラフや図表で整理してしまえば解答にかける時間を節約できるのではないか。
第5問
昨年の「テレビ局見学」より分かりやすいか。ただ40は、再読して確認することがもとめられたかもしれない。
第6問
難しくもないし、気をつければ誤答もすくなかっただろう。ただし、相変わらず選択肢に問題あり。
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Where were the mother and her children going ...?
正解はTo the nearest townなのだが、「山」からRosemontが「もっとも近い町」かどうかは不明。つまり確かに3人が行ったRosemontは、キャンプ地の近くの町ではあるが"nearest"という記述はないのではないのか。
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Saraがcafeteriaで話しかけられた男子学生は果たして"young"なのか?そうかもしれないけれど、そんなことは言っていない。
また、
He wanted to share an important experience in his life.が「正解」なのだが、この辺の判断が果たして可能かどうかも課題が残る。一解釈にすぎない。同様に、
最後の「三つ選べ」も選択肢の8が「正解」になるのだが、これも微妙。つまりこれも、昨年の「誰かの人生に影響をあたえた」という断定と同様、一解釈も「合っている」なかに入れている、というところは気をつけたいところ。
リスニング:
配点がすべて2。試行テストでは最後が「講義」という設定だったが、「短い話」になって内容が「出来事」の報告になっていた。内容は中学生でも全部できる程度のもの。しかし、きちっとした英語学習をしていないと、この程度のリスニングでも四苦八苦するのだろうか。音声の英語のスピードもかなりゆっくり。一回目で聞き漏らしても、二回目で確認できる。全受験者がどの程度のできなのか興味深いところ。
なお、ICプレーヤーの不具合で400名もの受験生が再試験になったことは深刻。実施側の「遺憾」では済まされない。今後の対応に注目してゆきたい。
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