医学部を目指し、Natureなど科学・医学記事を英語で読む

10月の課題として候補に選んでいた記事から

しばらく休むことをお知らせしましたが、参考になるだろうと思うので、集め始めた課題候補を挙げておきます。通常は、１０個くらい候補を選び、それから３つ程度に絞ることにしています。

じっくり読んでみるとよいと思います。

最新記事：The “Million Hearts” Initiative — Preventing Heart Attacks and StrokesThomas R. Frieden, M.D., M.P.H., and Donald M. Berwick, M.D., M.P.P.September 13, 2011 (10.1056/NEJMp1110421)　http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMp1110421

過去問題から＜鹿児島＞：Anna Quindlen, "The Culture of Each life", Newsweek, April 4, 2005  http://www.thedailybeast.com/newsweek/2005/04/04/the-culture-of-each-life.html

過去問題から＜東海大学＞：The New York Times:EDITORIAL Fighting Drug Fakes(December 12, 2006)   http://www.nytimes.com/2006/12/12/opinion/12tue4.html

6/10 ６月基礎確認指導

医学部学士編入試験真っ最中ですが、６月１５日ごろから毎月の指導をコンスタントにやってゆきます。

今回も、

１，学士試験過去問題から

２．最新記事をつかったオリジナル問題

３．英作文

の三本柱の課題です。乞うご期待！

なお、受験中の方はまずは自分の受験に集中してください。入試問題は徹底的に再検討して次につなげてください。中途半端な「見直し」ではなく、少しでも不明な点があれば、前文を暗記して、常に不明点について考えられるような態勢をとるべきです。スケジュールを消化するような受験の仕方をしても最終合格には至らないことがほとんど、というのが医学部学士試験の現状のように感じています。

7月以降、後半の試験対策本講座もこの機会に検討することをお薦めします。この時期、試験時間に真剣に取り組んだ問題をしっかり再検討することがなにより求めれられいます。しかし、この点が中途半端で、不合格の悪循環にはまってしまい、結局受験をあきらめる、というケースも耳にします。厳しいけれども、当スクールの指導で弱点を徹底的に洗い出してみてはどうでしょうか。

5/16 Twitter, Facebook

受験のフォローで忙しくしています。Natureなどの記事をblogに効率的に書き込む時間がありません。Twitter, Facebookで情報を毎日流しています。チェックしてみてください。参考になる記事、情報が多々あるはずです。ただし、プライベートなやりとりも多々ありますので、あしからず。

Survivor Guilt

パトリシア・アンダーウッド著，ウイリアムソン彰子訳，増野園恵編．サバイバー・ギルト：災害後の人々の心を理解するために．日本災害看護学会誌．2005；7（2）：23－30. これは翻訳です。
http://www.jsdn.gr.jp/doc/2011.03_survivors_guilt.pdf

上記の原文がないので、関連記事を：
Tips for Overcoming Survivor Guilt
Interview with Psychotherapist John Bogardus, LCSWJaleh, Yahoo! Contributor Network
Apr 4, 2011
http://www.associatedcontent.com/article/7897784/tips_for_overcoming_survivor_guilt.html

Health risks of the releases of radioactivity from the Fukushima Daiichi nuclear reactors:

Health risks of the releases of radioactivity from the Fukushima Daiichi nuclear reactors:
医学的視点から見た放射物質の拡散の危険性についての論文、記事の問い合わせがあります。これまでもNatureやNEJMの記事を紹介してきました。
以下のリポートは基礎的な知識を提供してくれていると思います。目を通しておいた方がいいかもしれない。
Health risks of the releases of radioactivity from the Fukushima Daiichi nuclear reactors: Are they a concern for residents of the United States
http://www.psr.org/resources/health-risks-releases-radioactivity.pdf

続 アメリカ医療の光と影

第２４８０号　2002年4月1日〔連載〕続　アメリカ医療の光と影　第１回

すべての記事をネット上で読める。

http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2480dir/n2480_04.htm

以下の用語は、試験問題で頻出だが、なかなか概念がとらえにくい。

Conflict of Interest（利害の抵触）(5)

 組織レベルでの利害の抵触 （Institutional conflict of interest）

No-fault compensation system（無責救済制度）

書籍として出版されている：

続 アメリカ医療の光と影バースコントロール・終末期医療の倫理と患者の権利著：李　啓充判型　四六頁　280発行　2009年04月定価　2,310円 （本体2,200円+税5％）ISBN978-4-260-00768-9
アマゾンへ

前作：アメリカ医療の光と影医療過誤防止からマネジドケアまで著：李　啓充判型　四六頁　272発行　2000年10月定価　2,100円 （本体2,000円+税5％）ISBN978-4-260-13870-3

興味深い書籍＜浜松医科などで出題されたテーマ＞：市場原理が医療を亡ぼすアメリカの失敗著：李　啓充判型　四六頁　280発行　2004年10月定価　2,100円 （本体2,000円+税5％）ISBN978-4-260-12728-8

THE HUMAN GENOME AT TEN

ヒトゲノム配列が発表されて今日で10年、Natureでも特集のページを提供しています。
THE HUMAN GENOME AT TEN：

http://www.nature.com/news/specials/humangenome/index.html

なお、この中で、この特集と題名になった昨年3月のeditorial”THE HUMAN GENOME AT TEN”は、一般入試（国公立後期）対策としてもで精読しておく価値はあると思います。

http://www.nature.com/nature/journal/v464/n7289/full/464649a.html

12/23 Nature Specials 2010

Natureの２０１０が以下で読めます。暮れ、正月にじっくり読んでみてはどうでしょうか。

http://www.nature.com/news/specials/2010/index.html

NEJMの特集

必読です。

NEJMの特集：

Health Policy and Reform

Remarking Health 

http://healthpolicyandreform.nejm.org/

２０１０ノーベル賞

昨日発表されたノーベル医学生理学賞は、英国のRobert G. Edwards博士になりました。山中さんは見送り、ということですね。

NYTも’Poineer of In Vitro Fertilization Wins Nobel Frize’ とAP電で一報を伝えています。その後、スタッフライターの記事になりましたが、以下の様に結んでいます。

Dr. Edwards himself was not available to reflect on his research career or the four million children alive because of his achievement. “Unfortunately he is not in a position to understand the honor he has received today,” Dr. Macnamee said. “He remembers the past very well but not the present.”

下線部を読み取れますか。

Natureも伝えています。’Baby boom bags Nobel prize’

[10/7追記]

Three Share 2010 Chemistry Nobel
Published: October 6, 2010
The winners are Richard F. Heck of the University of Delaware; Ei-ichi Negishi of Purdue University; and Akira Suzuki of Hokkaido University in Sapporo, Japan.
http://www.nytimes.com/2010/10/07/science/07nobel.html?

Physics Nobel Honors Work on Ultra-Thin Carbon
Published: October 5, 2010
A pair of Russian-born physicists working at the University of Manchester in England have won the Nobel Prize in Physics for investigating the remarkable properties of ultrathin carbon flakes known as graphene, the Royal Swedish Academy of Sciences said Tuesday.
http://www.nytimes.com/2010/10/06/science/06nobel.html